1つ年上になる花音だが、クラスで浮かずにうまくやっていってるらしい事が見てとれた。
少し安心するのは。
オレが言ったせいで進学先を変えさせてしまったからで。
花音の高校生活が奏来のように淋しいものじゃないとわかったからで。
ずっと圧迫されっぱなしだった胸が、ほんの少し、軽くなる。
「な、せっかく4人だし、Wデートってどうですか?」
良平の欲しくもない提案で、園内を4人で回る事になった。
またふりだしに戻り、メリーコーランドから始まり、コーヒーカップ、ミラーハウス、回転ブランコ、お化け屋敷。
「次はジェットコースター!」
オレの手を引く花音だけど、どうしても気分が乗らなくて。
「悪りい。オレ、ここで待ってるから3人で行ってこいよ」
「オレもパス。翔さんと待ってるから、麻穂と花音で行ってこい」
「「ぶぅー」」
少しふざけてふてくされる2人を見送った。
残されたオレと良平は、そんな2人をデジカメにおさめる。
少し安心するのは。
オレが言ったせいで進学先を変えさせてしまったからで。
花音の高校生活が奏来のように淋しいものじゃないとわかったからで。
ずっと圧迫されっぱなしだった胸が、ほんの少し、軽くなる。
「な、せっかく4人だし、Wデートってどうですか?」
良平の欲しくもない提案で、園内を4人で回る事になった。
またふりだしに戻り、メリーコーランドから始まり、コーヒーカップ、ミラーハウス、回転ブランコ、お化け屋敷。
「次はジェットコースター!」
オレの手を引く花音だけど、どうしても気分が乗らなくて。
「悪りい。オレ、ここで待ってるから3人で行ってこいよ」
「オレもパス。翔さんと待ってるから、麻穂と花音で行ってこい」
「「ぶぅー」」
少しふざけてふてくされる2人を見送った。
残されたオレと良平は、そんな2人をデジカメにおさめる。