家におばさんはいない。
オトばあの納骨をしに香川に行くと言っていたので、帰りは明日の夜。
オレはなんとか奏来を繋ぎ止められる言葉を探そうとするのに、どの引き出しにも、そのどうしてもの一言がなくて。
奏来を目の前に焦っていた。
そんなオレに奏来は濃いめのコーヒーをいれてソファーの隣に座った。
奏来は一言コーヒーを口に含み、左手をかざして見せた。
“ソラのタンポポはここにある。綿毛になって飛んで行ったりはできないよ?ずっと翔ちゃんを想ってる。そんなソラでいいって、聖ちゃんは言ってくれる。ごめんね、翔ちゃん。おばあちゃんの一回忌の時にタンポポを探さなければ、翔ちゃんが花音ちゃんの所へ行くのをただ見送れば二度も傷つけずに済んだのに。ソラのわがままでみんなを傷つけました。ごめんなさい”
「奏来だけが選んだ答えじゃない。兄貴も引き止めず花音とも別れた、それは奏来だけが背負うべきモンじゃないだろ?それぞれ4人が4人とも自分の答えを出した結果だ。そして、今また、選択の時なんだよ。奏来がまたオレを選ぶ時なんだよ、そうだろ?」
奏来は静かに首を振る。
オトばあの納骨をしに香川に行くと言っていたので、帰りは明日の夜。
オレはなんとか奏来を繋ぎ止められる言葉を探そうとするのに、どの引き出しにも、そのどうしてもの一言がなくて。
奏来を目の前に焦っていた。
そんなオレに奏来は濃いめのコーヒーをいれてソファーの隣に座った。
奏来は一言コーヒーを口に含み、左手をかざして見せた。
“ソラのタンポポはここにある。綿毛になって飛んで行ったりはできないよ?ずっと翔ちゃんを想ってる。そんなソラでいいって、聖ちゃんは言ってくれる。ごめんね、翔ちゃん。おばあちゃんの一回忌の時にタンポポを探さなければ、翔ちゃんが花音ちゃんの所へ行くのをただ見送れば二度も傷つけずに済んだのに。ソラのわがままでみんなを傷つけました。ごめんなさい”
「奏来だけが選んだ答えじゃない。兄貴も引き止めず花音とも別れた、それは奏来だけが背負うべきモンじゃないだろ?それぞれ4人が4人とも自分の答えを出した結果だ。そして、今また、選択の時なんだよ。奏来がまたオレを選ぶ時なんだよ、そうだろ?」
奏来は静かに首を振る。


