あいつの青春



「でも、
麗唖と翔汰って似てるとこいっぱいあるよ?」


「はぁ?似てる?」


「おぅ♪

照れ屋のところとか
ツンデレなとことか…

あ、あと何でも自分一人でやろうとするところとかな!」



「全然
俺と当てはまらねぇじゃねーか!」


「………うん。

無自覚なんだね、1人で何でも抱え込むこと。

ハァ―…。」



俺は盛大にため息をついた。



「……何でも良いから
風呂入ってこい。


タバコと香水とアルコールの匂いすげーから。

鼻つぶれたらどうしてくれんだ。」



「えー?俺、今日飲んでないよぉ―…?

…………あ、

三限目サボったときに飲んだゎ―…。」


「結局飲んでんじゃねーか―…」