「海に営業時間はないわ」


「え、いや、…うん。そうじゃなくてね」


「じゃあどうして駄目なの」


「明日の昼間でもいいんじゃない?」


「じゃあ今でも良いわよね?」


「………、」


「ん?」


「はあ……」


彼女は何かしら理由を付けるから僕が折れるほかない。