暴走エンジェル



「大丈夫、ここにいるわ」


彼女は気付いているのだろう。



まったく、暴走エンジェルに僕が宥められるなんて。



いつもとは逆の立ち位置に、思わず苦笑が漏れる。


「雅弥?」


「…ん?」


「大好きよ」


「…うん」

僕も。



潮風に吹かれながら、僕たちはずっとお互いの体温を分け合っていた。