「周藤さんも朝散歩してるの?」
「えっいや・・・
今日なんか早く目が覚めちゃって・・・
あっ
咲ちゃんは?」
すると
咲ちゃんは、悲しそうに笑った。
「あたしね・・・
前の彼氏とよくここにきてたから、
ここに来たら会えるかなって思って・・・
最近はここによく来るの。
あらごめんなさい・・・」
咲ちゃんはポロリと涙を流した。
「あっそうなんだ・・・」
前の彼氏って・・・真太郎のことだよね・・・?
咲ちゃんは彼氏いるんじゃなかったっけ・・・
ひょっとしたら
まだ・・・真太郎のこと忘れられてなかったとしたら?
咲ちゃんはあたしたちが付き合ってること知らないし・・・
あたしたちのことは一部の人しか知らない。
真太郎のこと好きな女子は多いし、
ひょっとしたら
A子たちがまた呼び出してくるかもしれないし・・・
あたしにはコンクールもあるから
まだ内緒で付き合っていたいんだ・・・。

