汰一の車に辿り着くと、すでに汰一の車に乗り込んでいる彰がいた。


「…彰何してんの??」


とナカに聞くと、ナカはにんまりしながら言った。


「ケータイとにらめっこしてるぅ♪」

「マジっ?!」


そんなあたしの叫び声に気付いた彰がこっちを向いた。


「「…あ゙。」」

「…3人して…覗きとは、いい趣味してんね!!」

「…っぷ、本当にメールしてるぅ!!!」

「あははははっ!!」

「~っ、笑うなお前ら!! 汰一まで笑うなよー!!」


駐車場に、あたしたち3人の笑い声が木霊していた。