「ま、マミ…。」


またも涙腺が緩んで、泣きそうになるのをグッと堪える。


「おい、行くぞ。」

「あっ、うんっ。 じゃあねっ、マミっ。」

「…またねっ、虹姫っ♪」


その言葉がマミの口から出るとほぼ同時に、車が走り出した。

小さくなるマミが、微かに見えた。


「っにしても、マミってツンデレだよなー…。」


と彰。


「僕ただの可愛い子だと思ってたぁ。」

「あたしもかも。」

「ついでにコウが女でよかった!!」

「なんでよ??」

「俺がホモでもゲイでもないって分かったから♪」

「「「…。」」」


そういえば、その件のこと忘れてた…。
まっ、いっか☆