「マミはコウに惚れてたんだもんなぁ?」


とあたしの隣の運転席で汰一が言う。


「う、うるさいわねっ。 だって本当に男だと思ってたんだもの。」

「ま、マミ…??」

「でもまぁ…結果として、あたしは騙されてたのよね。」

「うっ…すみません…。」

「許さない。」


キッとあたしを睨むマミ。

怖っ…!!!


「だから、メールとか、電話とかしてきなさいよっ。」

「へ!?」

「“へ!?”じゃないわよっ。 マミからもメールとかするからっ!!」

「な、なんで…??」

「っ…とっ、友達だからでしょっ!?」


と顔を真っ赤にして言ったマミ。