「陰山なのっ!!!」

「はぁ!?」


なんで!?

もう現役を退いて裏方に回ったはず。


「なんか特例だってさ。」

「はぁ…。」


もしや…あたしのため??

いやいや、陰山に限ってそれは有り得ない…。


「そうそう、聞いたよ~、虹姫。」

「え??」


都はあたしの耳元で囁いた。


「男としてアイドルやるんでしょ??」

「うん…。」


どうやら都には筒抜けらしい。


「うちも協力するからね!!」

「ありがと~。」


とはいえ…STARのメンバーとは上手くやっていける自信がない。

すごくプロ意識が高いんだ。
そんな3人に認められなくちゃならないなんて。