｢んっ…ぅ…｡｣


外からは雀の鳴き声が聞こえていた｡


｢苦しっ…｡｣


あﾞーもう限界っ!!!

あたしはガバッと勢いをつけて起き上がると､ナカの肩を揺すった｡


｢起きてよナカっ!! 苦しくて死ぬから!!｣

｢え､死ぬ!?｣


と驚いて手を離したナカ｡

た､助かった…｡


｢おはよう､ナカ｡｣

｢おはよっ♪｣


皆さん､この状況､把握可能でしょうか?


｢うん､首に巻き付くのは止めてもらえるかな｡｣

｢う､うん｡｣


体育祭から約１ヶ月､６月下旬になりました｡

あれから､ナカは有言実行｡ あたしの部屋で寝起きしてる｡ 言わば相部屋状態｡