チラッと2人を見ると、2人とも険しい顔をしていた。


「どーせお前なんか社長のコネでここにいんでしょ??」


“なんか”とは失礼な…!!

でも確かに、あれはこの人たちからしたらコネなのかもしれない。


「コウなんかさっさと辞めちゃえよ!!」

「い、嫌だよッ!!」

「はぁ??」

「おっ、俺だって頑張るしっ…まだまだこれからだろ!?」

「「「!!」」」


あたしはやりもしないでできないと決めつけるのがかなり嫌いだ。


「…勝手にすりゃいーじゃん!!」


そう言って、ナカは応接室を飛び出した。


「ナカっ…!!」