時は、走馬燈のように過ぎていき・・・
3月15日、卒業式を迎えた。
ひとりひとり、壇上で証書をもらう。
私は2組なので、アイツより先にもらう。
前の人が名前を呼ばれ、私はスタンバイをする。
その間、私が見るのは何百人のなかにいるアイツだけ。
そして、私も名前を呼ばれた。
親と、妹に届くように・・・
アイツが聞いてくれるように・・・
練習より、でかい声で返事をした。
私も卒業なんだ・・・
そういえば、3年間アイツに尽くしてきたなぁ。
そう思いながら、またアイツがいる席を見る。
そろそろアイツからも卒業しなくちゃなぁ。


