「薬が効いてきたみたいね。」

「薬…」

はっとオレは自分の腕を見た。

そこには腕が青くなっている箇所がある。

注射をされた跡だ。

「何を…何をしたんだ…」

声が震えた。

それが恐怖のためなのか、薬の作用なのかオレにはわからなかった。

オレはここで死ぬのか…