俺の嫁は…




『海來(ミク)ーー!?』


絶叫と共に目が覚めた。


なんだ…夢か。


次第に視界が色づいていくに連れ、


俺の上にまたがっている珍獣、訂正。少女に気づく。


「みー兄っ!おはよ♪」


「おはよ♪…じゃねーよこの珍獣が!朝から人の部屋に勝手に入ってくんな。」


「えー?でもみー兄ってば、寝言で"海來"って言ってたよ!」


俺のことを"みー兄(みーにい)"と呼ぶコイツは、


俺の妹。



ではなくて、



俺の彼女だ。