「へい、へい、へいほ〜」 でも、楓は俺の言葉を軽く流していた。 いつもの事なので、全然気にしないんだけどね。 そして、今日のライブについての話しながら 時たまふざけていると、見慣れた風景の居酒屋が見えた。 居酒屋の前に、いつもより多くの人が待っているのが分かった。 いつもの打ち上げに呼ぶメンバーだな なんて俺は思いながら、メンバーとふざけていた。 そんときは、彼女がいるなんて思いもしなかった。