「どうしたん、なんかあんの?」
そんな俺を不思議に思った雅は、俺にそう聞いた。
「いや…
結菜になんて話せばいいか、考えてなかったからさ
外に出るの、ちょっと待ってくんない?」
俺が深刻そうに頼むと、雅はなぜか笑顔で
「な〜んだ、そんなことか〜」
と俺の頼みに返事をして、そして続けて
「素直な気持ちを伝えればいいんじゃない?
言葉が下手くそだろうと、気持ちが真剣なら
絶対に伝わるからさ」
そして、雅が言い終わると楓が続けて言った。
「ああ、雪の真剣な気持ちは俺たちにも伝わってんだから
結菜ちゃんに必ず届くべ」
そんな二人の言葉に、俺は勇気をもらい
「じゃあ、降りるか」
と迷いがなくなりそう言うと、雅は「おう」と返事をして再びドアに手をかけた。
そして、ドアはスライドして開いた。



