そんな状態が、しばらく続いた。
でも、俺の平和な天国への旅は楓の一言で終わった。
「そろそろ、打ち上げ行くべ」
楓は雅を引きずりながら、上半身裸で俺のところにくるとそう言った。
「もう?」
俺は正直もう少し休みたかったので、そう言うと
楓は「ふ〜ん」と残念そうな顔をして、俺に背を向け
「結菜ちゃん、来るのになぁ〜
あ〜あ、残念、残念」
とワザと聞こえるように、両手を上にあげ
背筋を伸ばしながら、独り言みたいにそう言って歩き出した。
―マジで!?
と、それを聞いた俺は少し思考が停止した。
でも、すぐに我にかえり歩いている楓の所に走って向かい
楓の後ろに着くと、肩を掴み振り向かせた。



