会場のファンの子たちは、ぞくぞくと出口に向かっていく
人がいなくなっていくので、少し寂しくみえる会場
「ゆいなぁ〜、最初と違ってテンション高すぎだし〜」
梨遊さんがいきなり、もう恒例になっている
私のホッペタを引っ張りながら、そう言った。
「だって、しょうがないじゃないですか〜
雪さんの詩を聞いたあとじゃあ〜」
私は痛いホッペタを両方押さえながら、正直な気持ちをそう言うと
「確かに、そうだよなぁ〜」
麻亜さんがふと、呟く
「うん、そうだよ
結菜〜あんたは幸せ者だぁ〜」
となぜかまた、梨遊さんによって
両方に引っ張られる私の頬
こんなにされると、頬が伸びちゃうんじゃないかと
ちょっと心配になった。



