そんな私の気持ちを無視して、その曲は始まった。
雅さん一人にライトが当たり、
綺麗なアルペジオを流れるように弾き始めた。
そんな中私は不思議に思っていた、なんで私をここに連れてきたのだろうって
―いじわる?それとも、見せつけるため?
そんなことを考えても答えはでないし、現実は変わらない
雅さんのアルペジオが終わると、いっせいに楽器隊の音が会場に響く
そんな時に、梨遊さんが私の耳元でいきなりこう言った。
「……………めの曲だよ」
でも、私は考えごとをしていたし
楽器が鳴り始めていたのもあるかもしれないけど
最初の方の言葉が聞き取れなかったので、私は梨遊さんに聞き返した。



