「それに、って何」 俺は余計に気になったので、 また瑠美に聞き返したんだけど 「別にいいじゃん」 と肩を叩かれて、誤魔化されてしまった。 「じゃあ、どっか行こうっか」 なので、まぁ聞かないで置こうと 話しを変えるために、俺がそう言うと 「ちょっと、待って」 と瑠美は、自分の左腕についているオシャレな腕時計を見て なぜか、時間を気にしているようだった。