個室に入るとバックを液晶の隣に置き、椅子に腰を下ろした。 「結菜、チケットだして」 沙希がそう言うので、私は 「うん」 と返事をしながら、またバックを取り 太ももの上に置いて、チケットを財布から取り出した。 沙希はそれを受け取ると 「え〜っと、http://…」 と言いながら、沙希がチケットに書いてあるURLを 沙希の長い指が、キーボードをカチャカチャと言わせながら入力した。 すると、画面に彼らのホームページが開いた。