それで、結菜は福引を引いてハズレが3回出たんだ。 ―まぁ、当たり前だよな〜 そうそう、当たるわけないだろうから その前に、これってマジで当たりが入ってるのかな? と思いながら、福引が入っているヤツを俺は冷めた感じで見ていたら ―カラ〜ン、カラ〜ン といきなり鈴の音が、その場に響き渡る それを聞いた人たちは、足を止めて鈴の音の方を見ていた。 「お姉ちゃん、当たりだよ」 とおっちゃんが、テンション高く結菜に言った。