「付き合ってはないと思うんだけど… 瑠美の方は、絶対雪のこと好きだよな でも、それに気づいてないな 雪は…」 と笑いながら言ったあと、雅はギターの弦にピックを挟み 足の上に弾かずに置いていたギターを、ギタースタンドにたてた。 「そうだな、Mr.鈍感だから でも、どうなるだろうな この三角関係」 そう言う楓はいつの間にか、優雅にタバコを吸っていた。