そして、その場所に着くと俺は 着ていた上着を脱いで、かわいい寝顔で倒れている結菜の身体にかけた。 そして、ケンさんがいる場所に行って早く帰る訳を話した。 すると、「おう、気をつけて帰れよ」 とさりげない返事で、終わった。 そして、俺は打ち上げを一人 いや、結菜と二人で早く切り上げさせてもらった。 出口に向かう俺は、結菜を麻亜に手伝わせて背中に背負って その上から上着をかけてもらい、 居酒屋を後にした。 今日は丸く綺麗な月が、辺りを明るくしていた。