「だってさぁ、そんなすぐに夢が叶ってもつまらないでしょ
夢は掴めないくらい遠くにあるから、死ぬほど頑張れるし
夢を見れるんだよ
それだからさぁ、結菜もグラビアやって芸能界の厳しさとか
色々なことを知ってさ
まぁ、俺も全然知らないだけどね」
俺はそう言って笑うと、結菜も微笑んでくれた。
「だから、そういうのをグラビアを通して学んだりして
それをバネにしてやっていけば、いいんじゃない?
もう、結菜は夢に手がかすってて
届きそうなんだから
頑張った方がいいって、絶対
あっ、長く偉そうに語っちゃって、ごめんね」



