その笑顔が、あまりに綺麗で俺は見とれていた。 だって、ドジをした姿をみられて恥ずかしいのに 恥ずかしがる事を、忘れるぐらい綺麗だったから それに、天使ってこんな感じかなって思った。 「…すっ、すいません 笑っちゃって」 笑うのを耐えながら彼女が言った。 彼女はもう泣いていなかった。 俺のドジも少しは役に立ったかな?