―ちょっと、そんなに見られると 地味に緊張するんだけど… なので、沈黙に耐えられず 俺は彼女に話しかけた。 「前に、夜に会ったんだよね?」 「はい」 と彼女はか細い声で返事をした。 「あの時さ、名前聞いてなかったんだけど… って言うか聞くの忘れてたんだよね なんて名前なん?」 俺はさっきから彼女になんか見つめられていて、 緊張していたのを 誰にも悟られないように そのことをうまく隠して、 俺は、彼女に冷静に聞いたつもりだ。