Black Queen【1】





「あ!!やっべぇ!!今日バイトだったんだ!!」


突然鉄二は立ち上がってそう言った。


「バイト?」


「あぁ…最近始めてな」


「へぇー…そうだったんだ」


この時は、まだ私は気づけていなかったんだ。


鉄二がまさかあんなに苦しんでいたことに。



「んじゃ、バイト行くから今日はバイバイってとこだな」


鉄二はニコッ微笑んで私の頭を撫でた。


やっぱり嫌な気はせず私も嬉しくて微笑んだ。


「うん、んじゃ、私帰るね!又来るから!バイバイ」


そう言って手を振りながら鉄二の家から出た。