「シカトかよ…。」
鉄二にそう言われても無視を続ける。
「…。」
「…。」
「…。」
「分かった分かった。もう本題にうつす。」
「本題?」
「あぁ、」
「なんかあったのか?」
「お前今百鬼凰とやり合ってるんだよな?」
「あぁ」
私がそう言うと鉄二は少し沈黙をおいて
「…黒龍が襲われた。」
眉間に皺を寄せた。
鉄二の言葉に指がピクッと動いた。
黒龍が襲われた?
「は?」
驚きすぎて変な声がでた。
黒龍とは鉄二が入っている族。
昔から闇龍と黒龍は付き合いがあった。
噂では初代総長同士が親友だったらしい。
「…こっちにも被害がでた」
「…なんだと?」
「…たぶん百鬼凰は闇龍が危なくなった時、昔からなにかと付き合いがある黒龍が出てくると思ったんじゃねぇか?」
「…。」
「だから先に黒龍を潰しとこうと思ってるんじゃねぇか?まぁ…あくまでも俺の予想だがな」
「…ちっ、困ったなぁ…」
百鬼凰…とことんとややこしい族だな…。
こんな事になるなら、もっとはやく手を打っておくべきだった。


