「…そうか、」
「…。」
「まさか、あの兄弟が頭と副やってるとは思わなかったぜ…」
「確かに…」
「百鬼凰…。なぁ加那?」
突然奏は不安そうな顔をした。
「なんだ?」
「今回の喧嘩は…負けるかもしれねぇ…」
「…何故そう思う?」
「百鬼凰に乗り込んだ時…俺達の倍はいた」
私と目があうと奏は視線をそらした。
「喧嘩は人数だけじゃねぇ。」
「なっ、じゃあお前あの人数見てみろよ!?」
奏はベッドに設置されている机を叩いた。
バンという音が病室に響く。
「…だから?」
私が馬鹿にしたように言うと奏の眉間にどんどんと皺が寄っていった。
私は続けて喋りだす。


