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いつからだっただろう…。
祐司さんがいなくなったのは…。
あの頃は確か奏と二人で喧嘩ばっかしてた時だったよな…。
『おい、お前ら又喧嘩したのか?』
知らない顔の奴が私と奏に喋りかけてくる。
これが祐司さんとの出会いだった。
「あ?誰だてめぇ?」
奏が鋭い目付きで睨む。
『ん~通りすがりの人!!よくお前らが喧嘩してるとこ見るんだよね?』
「あ?」
私も奏と一緒に眉間に皺を寄せて睨む。
『まぁまぁ、そう睨むなって!!どうせ暇してんだろ?ちょっと付き合えよ』
そう言って祐司さんは私達の腕を掴みはじめた。
なんだこいつ!?
腕を振り払おうにも、力が強すぎて振り払えなかった。
「ちょ、くそ!!どこ連れてくんだよ!?」
「離せよ!おっさん」
奏が大声でそう言うと
『あぁ!?誰がおっさんだ!!まだ高校二年だ!!』
と唾を飛ばしながら怒鳴ってきた。
「ぅわ!?きたねぇ」
『ふっ、つーかお前らの名前教えろよ』
「あ?なんでお前なんかに教えなきゃいけねぇんだよ!?」


