Black Queen【1】





でも…一向に痛みはこない。


おかしいほどに。


私は目をバッとあける。


目の前には…さっき私を殴ろうとしていた男が倒れてる。


そして…


「ゆ、祐司さん!!」


がその男の前に立っていた。


いや、まさか…祐司さんなわけがない…。



「加那」


でも、私を呼ぶ声は正真正銘祐司さんの声だった。



祐司さんが私に近寄る。


「加那大丈夫か?」


「祐司さん」


「ふっ、変わってねぇな」


祐司さんの笑ってる顔を見るとほっとした。


「祐司さっ、痛っ」


その瞬間熱があるのを忘れていて又頭痛が襲いかかる。


「おい、大丈夫か!?」


祐司さんの声が遠退いていく。


「お…加那…だ…いじょ…か…」


祐司さん…


そこからプツンと意識がなくなった。