「いやぁ~要大声出してから、えらい深刻そうな顔しとるから心配なってなぁ~」 「少し考え事してたんだよ」 「そうなんかぁ、せや今から屋上に行かへん!?」 明希はいきなり何か思い付いたように目を輝かせて私に言ってきた。 「面倒くさい…」 「え~…せっかく俺の仲間を紹介しようと思ったのに…」 明希は残念そうに言った。 しかし、要は気にせずそのまま机に伏せて寝た。 「会わせたかったなぁ~」と最後に明希は呟いた。