あれから炎斬との喧嘩が終わって何事もなく、日にちは過ぎていき夏休みになった。



「あーつーいー」


私は今幹部室にいる。



「はぁ?何言ってんだよ!?クーラーがんがん効きすぎて反対に寒いわ」



奏がそう言って寒そうに震えていた。



「はぁー…つまんねぇー…」


夏休みだからと言って、何もまだ夏休みらしいことをしてない私達。



「そういやぁ~もうすぐ雅の誕生日だよな~?」



「あ、そうだな。」



「去年は騒いだよなぁー」



「確かに」


「なんだったけお前去年雅にケーキの帽子あげてなかったけ?」


奏が爆笑しながら私を見る。


「あぁ。あげた」


「あれは笑ったわ!あっ、加那悪いんだけどビール取ってくんね?」


私は言われた通り冷蔵庫からビールを取ってあげた。


「パシりじゃねぇんだぞ」と言いながら奏にビールを投げる。



「わりぃわりぃ」


奏は笑いながら謝る。