傷一つなく笑いながら 「雑魚だった」と言った。 私は立ち上がって冷蔵庫からビールを取り出して「お疲れ」と言って奏に投げた。 奏はパシッと音を立て受け取った。 「さんきゅ。それにしても雑魚が考えてる事は分かんねぇよな~」 と奏はそう言いながらソファに腰掛けビールをプシュッと音をたて開けた。 「なんでそう思うんだ?」 私は上半身を前に出して聞く。