「行ってきまーす。」



学校までは30分ぐらい歩いた所にあるからすごく楽。


そんな思いで歩いていたらもう学校に着いてしまった彩南だった。


入学式から1日たった彩南はあの男の子こ事を思い出していた。昨日彼と会ったベンチに来てみた。


「いないかな。」

『誰を探しているの』



「えっ!!」


彼の顔は私の真横に彼の綺麗な顔があった。


彩南は驚いて尻餅をついてしまった。しかも・・・ちょうどそのが少し濡れていた。
昨日の雨のせいだ。


でも、彩南はそんな事に気がついていない。なぜなら彩南は彼の顔が近すぎて息をするのも忘れていた。


『大丈夫?』