夏 色 の 風





ドアを開いた先にいたのは…








今、まさに



ブラジャーのフックを外そうとしている…




早苗がいた。







一瞬目が合う。

お互い固まり。




「〜〜〜っ、ごめ…っ!」


ゴフッ







言い切る前に、強烈な蹴りを

腹に決められて後ろに飛ぶ。





ガンっ






勢いそのままに後ろの壁にぶつかり、

頭を強打した。

あぁ、どんだけ災難が降り懸かれば

気が済むんだよ、俺!!





「バカ!!!!!」




バンッとすごい音をたてて

扉を閉められた。





いや、悪いのは俺だけどね?

や、てかばあちゃんじゃん!

なんで早苗が風呂にいるのに

『あいたから』とか言うの!?




痛む腹と頭をさすり、

飛び散った荷物を集めて部屋に戻る。




携帯を引き寄せ、

新規でメールを作成した。




TO: 直之
FROM: 亮佑

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はやく帰りたい

女なんか…嫌いだ!!