臆病者…か… 久坂玄瑞が出て行く時に、 俺に浴びせた言葉だ。 つい数日前のことが思い出された。 ――――――――――――――― 「おい、晋作も早く支度をしろ。」 俺の無二の友、久坂玄瑞が俺の部屋に来て言った。 「断る。俺に行く気はねぇ。」 俺がそう言うと玄瑞は怒りの満ちた瞳で俺を見つめた。 「小五郎は行くぞ?」 なんだ? 小五郎が行くとこ行くとこ俺がついて行くとでも思ってんのか? 馬鹿らしい。