私はどんどんと後ろへ後退していた。 「…うっわ!!」 とうとう壁まで来て、逃げることができなくなってしまった。 そこで三浦さんは隙のない突き。 慌てて避けようしゃがみ込んだ。 時間差でさっき私の頭があった場所をすごい早さで刀が振り通った。 もしあと少しでも遅かったら、と考えると全身から冷たい何かがどっと溢れ出た。 ほっとしたのもつかの間、 私はもう身動きがとれない状態になってしまった。 前には刀で、後ろは壁。 横に逃げるなんて器用なことは出来そうな気がしない。