土方さんはスッと立ち上がったかと何も言わず静かに部屋出て行った。 「……ほんとあの人は全部抱え込んじまうんだよな。一人きりで」 永倉さんが呟いたことに、もっともだなと密かに同意する。 「『御陵衛士は全て斬れ』か……」 「左之助に新八、歳三はああ言っていたが何とか平助を見逃してやってはくれないか?」 今までずっと口を開かなかった近藤さんが突然そう言った。 その言葉が私の中の何かを取り払い、ふっと胸が軽くなった。 「あぁ、任せてくれ」