平助が護りたいモノ、譲れないモノを貫けるならいいと思った。


その答えがどんなに辛くても…




「離れ離れになるけど…仲間、だからな!!」




「…また会えるかな?」





なんて馬鹿な質問なのだろう。

ふっ、と自分をあざ笑う。



だって御陵衛士と新撰組が会うことは原則として禁じられていると言うのに。



こんなの平助をただ困らせるだけなのに。


「会える」





彼のその言葉が凛と耳に響く。

私は伏していた顔をパッと上げた。



「でも…」と呟く私の言葉を平助が遮る。



「また会えるんだ。俺たちが生きている限り、絶対にもう会えなくはないんだ」





何の疑いもなさそうに言い切った平助の言葉にを信じたいと思った。



また、会える。




生きている限り、きっと…ー