変えなきゃ。







私が、変えなきゃ。




涙を拭った。




「私、変えてみせます」




誰も失わなくていいように、





私の大切な人を護るために






そう、みんなを護るために






沖田さんは一瞬おどろいたような顔をしたけど、すぐに大笑いしだした。




「な、何がおかしいんですかっ!?」



結構真剣だったのに、な




「アハハハ。うん、ありがと。」




沖田さんは私の頭をくしゃくしゃにした。




「あ、ほら…集会終わったみたいだよ?」



沖田さんの指差す方にはぞろぞろと稽古場から出てくる隊士たちの姿があった。






「みんなきっとすごく心配してるよ、行っておいで?」




そう優しく背中を押された。