龍馬さんが桂さんと西郷さんの手を取り、高くに掲げた。





「これで薩長同盟の結成じゃ!!」




歓喜と希望が満ちあふれた声がこの部屋にリンと響いた。





この日の本の武力の中心となる支えの薩摩と



薩摩に遅れをとらない強さを持つが、朝敵である長州。





この二つの藩がたった今、目の前で同盟を結んだ。




犬猿の仲だった二藩に同盟を結ばせるなんて夢物語を実際に実現できるなんて思ってもみなかった。




坂本龍馬は持っているモノが違う。




見えているモノが違う。




この人ならきっと変えられるだろう、


この時代を、



この世界を…。




ならば、どこまでもついて行きたいと思う

支えたいと思う。














すべては倒幕のために。