「桜!!」 俺がそう言うとニコッと笑顔で返した。 見つけたらすごく怒ってやろう、と決めていたのに こいつの笑い顔見たらそんな気は失せてしまった。 …と言うか心配させた怒り、よりも見つかった喜びが大きすぎた。 「馬鹿やろう。」 俺はそう呟くと回れ右をして屯所のほうへと歩き出した。 桜は「ごめんなさい。」と小さく言った。 そんな桜を横目に確認しながら、俺はもうはぐれまい、と歩く速度を桜に合わせた。