遅い。 いくら何でも帰りが遅すぎる。 たった筆一本買ってくるだけのはずなのに日が暮れてもまだ桜は帰ってきていない。 俺の頭には最悪の事態が過ぎる。 「ったく…あいつはおつかいもできねえのかよ。」 俺は刀を腰に差し、個人の上着を羽織った。 あいつは世話の焼けるやつだな。 そして俺は部屋を出た。