このままじゃダメな気がする。 うん、絶対ダメだ。 「土方さん…休みましょう!!」 だって目の下にはクマができてるし、 髪の毛だってボサボサだし、 例えるなら、残業中のサラリーマンみたいだ。 「あとでな。」 土方さんはそう口にして筆を手にとった。 「だーかーら!!」 私は半ギレで土方さんの手から筆を取り上げた。 「あっ、何すんだ!!」 「休むまで返しませーん!!」 私は筆を袴のポケットに隠した。