「今夜の仕事を発表する。一番組、休み。二番組は夜の巡察。三番組は屯所待機。四番組は二番組同様。…」 土方さんが次々と役割を言い渡す中、俺は自分の組がなんなのかを今か今かと待っていた。 「八番組、祇園の四条通り警護。」 そう言った瞬間、となりでうえーっ、と平助の落胆の声が聞こえた。 あと二番だ…。 「十番組、休み。」 「うっしゃ、きたーっ!!」 俺は歓喜の叫びを上げた。