cloud×cloud【完】




宴会の終わったあとは忙しい。




どんちゃん騒ぎをした後の部屋の後片付けは結構めんどくさい。





酔っ払った隊士を部屋に送り届けないといけないし、
一番困るのは泥酔で眠りに入った者達だ。




「平助ー起きてー!!」




その一番困る処理の最後、豪快に部屋の隅で寝入る平助に声をかけた。




「ぐー、ぐぉー。」




「……変ないびき。」





起きる気配の欠片もない。





私は仕方がなく無理矢理に引きずって部屋まで連れて行くことにした。