「………っ…く……」 静かな部屋。 山南さんの苦痛の声のみが響く。 畳にどんどんと血のシミが広がる。 介錯のため一番近くにいた僕の足下までもが赤に濡れる。 山南さんはゆっくりと前に倒れていく。 そして最後、僕の足首を掴み一言、言った 「総司、留まることは許しませんよ。」